北海道を走りたくて・・・②
からの続きです。
3ヶ月後に北海道を無事に走りきるために,登りを強化するにはどのようなトレーニングをすれば良いのかがわからなかったので誰かに聞いてみようと思い、店の常連のお客様のM様が来店された時に聞いてみる事にしました。
僕「この前、初めてヤビツ峠に行ってみたんです。登ってみたら全く歯が立たないというか、かなりキツくて、何度も足を着いてもうグダグダでした(笑)。どういうトレーニングをしたらいいんですか?」
M様「ヒルクライム初めてだときついよね~(笑)、登ってて脚が売り切れたの?それとも心肺?」
僕「辛すぎてどっちだかわかりません(^^;)今までそれなりの年数走ってきたので、自分的にはもうちょっとマシだと思ってたので、ショックでした(+_+)」
M様「筋肉と心肺機能では練習方法が変わってくるよ。ちなみに普通に平地を走っても、登りの練習にはあんまりならないよ。」
僕「そうなんですか~(^^ゞ」
M様は、ちょうど僕と同時期にスポーツ自転車を始めた方です。
M様自身はヒルクライムの大会に出たり、それに向けての合理的な練習もしてきてるのを前々から聞いていました。
それに対して僕は、なるべく坂を避け良い景色や美味しい食べ物を求めてツーリングをするというお気楽スタイルでした。
キャリアは同じでも、乗り方の違いで随分と差がつくんだなぁ~と感じました(*_*;
自分としては、脚力も心肺機能も両方ダメダメだと思っているので、どちらも鍛える必要があるなと思い、自分の生活の中で続けられそうなトレーニング方法を探ってみました。
調べた中では、
①とにかく登りを数多く練習をする。
②登りで主に使う筋力を鍛える。
③心肺機能を鍛える。
この3つが主かなと思い自分なりに実践してみました(^o^)
①は住まいの立地上、近くにそういう場所がありませんので、休日のみになってしまいます。
行ける時は山梨県まで輪行して富士山の周りを走ったり、栃木県の日光いろは坂を登ったりしました!
②は筋トレなので、仕事が終わって帰宅してからでも出来ます。
上の動画の8分過ぎあたりのトレーニング法を参考に筋トレしました♪
③はランニングなどが良いのでしょうが、普段仕事を終えてから外を走りに行くのもなかなか難しいので、自宅で出来る事として「インターバルスクワット」というのをやりました。
これは、「15秒間全力でスクワットを行い→15秒休憩」を1セットとして4分間で8セット行うトレーニングです。心肺機能と足の筋トレが同時に出来て効率的かなと思って取り入れました。
②と③は日替わりで交互に行いました。
毎日コツコツ続けて2ヶ月程たった頃に自分がどれだけ力がついたのか?やっている事の方向性が間違っていないのかを確かめるべく、再度ヤビツ峠に行ってきました。
前回は何もわからないまま行って打ちのめされてしまいましたが、今回はトレーニング以外にも極力荷物を背負わず軽量化したり、スプロケ交換して軽いギアにしたりいろいろ対策しました。そして今回は自分の中でゴールまで絶対に足を着かないと決めました(^^;)
ではスタートです!
前回、最初に足を着いてしまった所もなんとか踏ん張ってクリアしました。
最初から最後まできついことはきついですが明らかに前回よりは余裕があります。
そして、最初に決めた通り、一度も足を着かずにゴール出来ました!
気になるタイムは・・・なんと14分も縮まりました(^_^)v
やった!トレーニングの成果が出てる!
うれしかったと同時にこれなら北海道で美幌峠と摩周湖もなんとか登れると自信が持てました(^^)
こうして一月後に念願の北の大地を走る事になるのでした。
前回と同じく看板の前でパシャリ!2ヶ月前は辺り一面に雪が残っていましたが、今回はすっかり春っぽくなっていました。
次回は自転車旅行記~北海道(道東)編~を書きたいと思います。